旅への誘い

 

私の旅行記(鹿児島)

 

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2018年 7月上旬    旅行

本ページでは、私が、東京発の新幹線を利用するフリープランで、実際に鹿児島中央と指宿温泉を旅行した体験をご紹介します。
(出発は、平成30年7月の木曜日で、ホテル2泊、帰りは西日本豪雨で山陽新幹線が始発から運転見合わせで、運転再開したのが午後7時頃となり、止む無く新大阪で1泊し、東京には日曜日の朝帰着)

利用したツアーの概要

企画会社:近畿日本ツーリスト

ツアーの予約等
  ・パンフレット(パーソナリップ 春夏 パンフレットコード:C1C1001 2018年4月1日~9月30日出発)を見て、事前に第一、第二希望内容等を検討の上、近畿日本ツーリストの窓口に行って、予約を行いました。 窓口で、直接顔を会わせて色々細かく希望を伝え、予約完了までに1時間程度かかりましたが、早期予約特典もいくつかついて納得のいく予約ができました。 対応された窓口の方も、こちらからの細かい要望に親切に対応してくださり、助かりました。
  ・予約内容
    JRセットプラン内の「JRのぞみ号スペシャルプラン」
    往路:東京-博多、博多-鹿児島中央(新幹線)
    復路:鹿児島中央-博多、博多-東京(新幹線)

 1泊目ホテル:鹿児島中央のソラリア西鉄ホテル鹿児島(ツイン朝食付き) 2泊目ホテル:指宿コーラルビーチホテル(1泊2食付) 
    日程:7月の木曜日出発、土曜日の夜東京駅帰着
    
  ・料金   基本料金          ¥31,600
        宿の差額、1泊追加     ¥15,200
        早割り(40日以前予約) -¥ 1,000

         合計(1人当たり)    ¥45,800

  ・その他
        鹿児島市内観光バス     ¥ 4,110
     JR(鹿児島中央-指宿)往復   ¥ 2,000
       その他夕食等
 
東京から鹿児島までの移動は通常 飛行機を利用する人が多いが、私は鉄道好きなので。あえて新幹線の利用を選択した。

 1日目の旅行(鹿児島への移動)

出発前から、天気予報では3日間雨の予報でしたので、余りひどい雨にはならないことを願って、家をでました。

  • 一日目 往路の交通(東京⇒博多⇒鹿児島中央)


   東京駅6:16発の新幹線に乗り、博多駅に11:10に到着
博多駅で鹿児島中央行きの新幹線に乗るホームへ移動し、ホームで待っていると新幹線が入線して来たので、列車番号、行き先を良く確認せずに乗り、席を探していると、車内放送で、盛んに「・・・・お間違いない様に・・・」とアナウンスしている。その時はっと気が付いた。この列車は、予定の列車ではない。慌てて列車を降りた。
列車が発車してから間違いに気が付いたら、指定席や乗車券が無駄になるところであった。
次に入線した11:25発の新幹線に乗り、鹿児島中央に12:41に到着。
東京から鹿児島中央まで新幹線で約6時間30分。思ったより疲れなかった。駅に隣接した商業施設の地下で昼食後、駅から徒歩5分程度のホテルへ行き荷物を預ける。

駅前に戻ると、丁度シティービューバスが停車していたので、乗車する。このバスは市内の観光地を一周80分で回る周遊観光バスで、1回の乗車料金は190円、一日券は600円。今回は、鹿児島は全くの初めてだったので、スピーカーから流れる案内を聞きながら、車窓から西郷銅像、城山、西郷洞窟、仙巌園等を楽しみながら、途中下車せずに一周して鹿児島中央で降りる。
 市内の位置関係が何となく分かって、非常に良かった。
駅前で、「しろくま」を食べてからホテルにチェックイン。

 

ホテルの部屋からの眺め(残念ながら桜島は裾の部分しか見えませんでした。)

ホテルで一休みして、今日は朝早く東京を出発して、新幹線での移動、市内観光で疲れたので、夕食は繁華街等まで行かず、ホテルの下にある飲食店でゆっくり楽しみ、夕食後はホテルに戻って早めに寝る。

  • 2日目 鹿児島観光と指宿への移動
  • 鹿児島市内観光

 テレビのニュースでは、西日本や九州の北部では大雨の影響で、新幹線の一部で、運転見合わせや、遅延が発生している旨の報道をしていた。また、この大雨は数日続く予報であり、帰りの新幹線に影響が出ないか、今から心配になった。
ただ鹿児島は朝雨が降っていたが、ホテルを出るころは丁度雨が止んでいた。
今日のメインはネットで事前に予約していたJR九州バスが運行する観光バスで鹿児島市内を観光することである。
今回参加するコースは、「鹿児島の市街・桜島ぐるっと一周」のコースであり、朝 8:50に駅前を出発し 約6時間半のコースである。

他のコースとしては「よかとこ早回り」のコースがあり、約4時間(2,780円)のコースがあり、こちらのコースは午前と午後の1日に2回運行されている。

鹿児島中央駅東口前の乗車場所に行くと、既に中型のバスが停車していて、ガイドさんにチケットを渡して乗り込む。今回の参加者は総勢11名で、この後も途中で乗車する参加者もいるとのこと。座席は自由であったが、参加者も少ないので、後ろの方で1人で2座席を利用しゆったりできた。

今日の観光コースは、昨日シティービューバスで回ったコースと4割程度だぶっているが、余裕をもって観光できた。

西郷隆盛銅像(車窓から)


城山展望所からの眺め(錦江湾の向こうには桜島の裾だけが望める。)
(これからも一日中桜島の頂上は全く見えませんでした。)

市内を数か所観光した後、フェリーで桜島に渡る。バスに乗車したままフェリーに乗船し、桜島まで15分間は上の客室で外を眺め、フェリーが桜島に到着する前に、またバスに戻り、桜島到着後、バスに乗ってフェリーを下船し桜島の観光へ向かう。
鹿児島-桜島間のフェリーは、24時間運行しているとのことであった。

観光バスは、桜島を一周しながら、途中で下車して観光する。十分満足できた観光であった。



黒神埋没鳥居(桜島の噴火で埋没してしまった鳥居)


有村溶岩展望所(ごつごつした溶岩の山である。)

溶岩だらけであるが、桜島は林も鬱蒼としているのが驚きであった。
観光バスを予約した時は、桜島の観光は、1~2か所を見るだけだろうと思っていたが、実際は桜島を1時間程度かけて一周する観光であったので、大満足であった。(桜島の頂上が雲に隠れて見えなかったのは残念であったが)
桜島を一周した後は、またフェリーに乗船し鹿児島市内に戻り、仙巌園へ行く。
仙巌園に行く前に、観光バスの中で、昼食の注文受付があったが、事前注文せずに現地に行ってから食事しても待たされる等の問題はなかった。



仙巌園から桜島方向の眺め

仙巌園では、ガイドの案内でざっと見学した後、自由時間が1時間以上あり、昼食を事前予約していなかった我々は、食事のできる店に入る。食事している客は少なく、ゆっくり食事ができた。
昼食の後、お土産物を見たり、また仙巌園の中を再度散策したりして、思い思いの時間を過ごす。
観光バスツアーの最後は、維新ふるさと館を見学してから、鹿児島中央駅で下車した。(天文館まで行く人は、そのままバスに残った。)
ニュースを見ると、大雨のため九州新幹線や山陽新幹線等の運行に影響がでていることや、明日の午前中までさらに大雨が続く予報を出しているが、今日は予定通り指宿まで行く事にする。

  • 指宿温泉へ(鹿児島中央⇒指宿)

 予定より早く、観光バスが鹿児島中央駅前に戻ったので、JR指宿枕崎線の予定していた列車より1本早い15:37発の列車に乗り、指宿へ向かう。

鹿児島中央駅を出発して単線を走って、しばらくは街中を走っていたが、途中から急に海と崖の間を走り出した。線路の両側に草木が迫り、列車が枝で叩かれる感じである。また、線路に迫る急な崖は、草木が無く、茶色の土がむき出しであり、防護壁もなく、ちょっと雨が降ればたちまち崖崩れが発生しそうで、恐ろしい感じであった。

鹿児島中央駅を出てから1時間ちょっとでやっと指宿駅に到着。途中も雨は降ったり止んだりで、大したことは無かった。
駅前からタクシーでホテルへ。そのタクシーの運転手の話では、「この指宿枕崎線は、ちょっと雨が降ると直ぐ運転見合わせになるので、明日も危ないな」と縁起でもない話をしていました。
宿について、温泉に入り食事にしましたが、大雨による交通機関への影響が気になり、とても砂風呂を楽しむ気分にはなれませんでした。

宿では、明日、指宿枕崎線が運行中止になった場合、九州新幹線が運行中止になった場合、山陽新幹線、東海道新幹線が運行中止になった場合は、どうするか等を検討し、テレビで気象状況や新幹線等の運行状況に見入ってしまい、ゆっくり休めませんでした。
夜になると、雨がだんだん激しくなってきました。


指宿温泉の宿の部屋よりの眺め
(天気は良くはないが、雨は多少降っている程度)


 3日目の旅行(東京へ帰る予定が?)
  • 指宿から鹿児島中央へ(バスを利用)

 朝起きて、まずテレビを見ると、指宿枕崎線は運転見合わせ、山陽新幹線は運転見合わせ・・・とテロップが表示されています。

ホテルのスタッフの話では、JRが運転中止でもバスは運行していると思うとのことなので、朝食は早々に済ませ、8時過ぎにタクシーで指宿駅に行きました。雨は結構激しく降っています。

駅の窓口に行くと、少なくとも午前中はJRは運休とのこと。バスは駅前から9時50頃あるとの話であった。駅前からは鹿児島空港行きのバスも出ており、飛行機で東京へ帰ることも考えたが、飛行機の当日券は4万6千円以上もし、ツアーのJRの交通費相当の返金戻りはあっても非常に少ないと思い、新幹線で東京を帰る方を選択しました。

駅の待合室で、2時間弱待って、やっと鹿児島中央へ行くバスに乗れました。
JR運休のため、バスを利用する人が多かったですが、なんとか座れました。

バスは、主に高台を通る道路をはしりましたが、一部海岸沿いの道路を走った時は、道路に溜まった雨水の中を水しぶきを上げながら走り抜けました。
指宿駅前を出発して約2時間でやっと鹿児島中央駅前に到着しました。疲れましたが、やっと鹿児島中央駅に到着できて先ずはほっとしました。
駅員に確認すると九州新幹線はダイヤ通り運行しているとの事。(但し、博多より先は運行見合わせ中)
ネットのニュースでは、西日本の大雨は収まってきたので、午後3時頃には山陽新幹線も運行再開では、とのニュアンスの報道がされていました。
従って、何とか今日中に東京へ帰れるのではと、楽観していました。
鹿児島中央駅14:03発の新幹線に乗り、博多駅に15:40頃到着。
まだ、山陽新幹線は運転見合わせ中であり、構内には運転再開を待つ人が多く、待合室の席は一杯で、床に新聞等を敷いて座っている旅行客も大勢いました。

我々も、最初は構内の喫茶店に入って休みながら、山陽新幹線の運転再開を待ちましたが、アナウンスで流れるのは、「現在、安全確認中ですが、確認作業に予想以上の時間を要しています。運転再開まで今しばらくお待ちください。」。このアナウンスが10分~20分毎に繰り返される。

いつまでも喫茶店にいることも出来ず、待合室の床に座って待っていると椅子が空いたので、やっと椅子に座る。 運転再開を待ちながら時間だけが、16時、17時、18時と過ぎていく。 新大阪から東京への最終の時間もあるので、なんとか早く運転再開を願う。この分では、新大阪泊まり、最悪博多泊まりかと思い、ネットで新大阪駅近くのホテルを調べ始める。

18:30頃に、なぜかそれまで待合室で待っていた旅行客に荷物を持って移動する人が増えてきた。
すると、やっと新大阪までの臨時列車を運転する旨のアナウンスが流れた。と同時に皆荷物を持って、一斉に指定されたホームに駆け上がる。
我々は待合室にいたので、全て自由席の各駅停車の臨時新幹線 新大阪行きに席を確保することができた。博多を19:00頃発車するまでに席は満席で多くの人が立っていた。
博多駅を出発してからも、各駅から多くの人が乗って来るので、非常な混雑であった。
新大阪に到着したのは23:15過ぎで、東京行の最終には間に合わなかった。

東京にいる娘に、新大阪でのホテルの予約をとってもらっていたので、駅から歩いて5分程度のホテルに入った。
夕食も食べず、疲れていたので、近くのコンビニでおにぎりを買って食べ、シャワーを浴びて早々に寝る。
明日、予定があるので、明日始発の新幹線で東京へ帰る予定であった。

 4日目の帰路(新大阪⇒東京)
  • 始発の新幹線

 ホテルではゆっくりする間も無く、朝5時ごろホテルを出て新大阪駅の緑の窓口で、運行中止等となった指定券を変更し、本日の始発(6時発)の新幹線の指定券を発行してもらう。
最初は、始発なので自由席でも構わないと思っていたが、始発の新幹線に乗車すると、「本日は自由席が非常に混雑しご迷惑をお掛けしております。」との社内アナウンスがあった。
昨日東京まで帰れなかった多くの人が今日の始発の自由席で集中したのである。
我々は指定券をゲットできて良かった。

  • 東京へ帰宅

東京駅に8時25分頃着に、自宅には9時頃帰宅。
10時半からの用事があるため、旅行の荷解きはそこそこに、家を出る慌ただしさであった。

 今回の鹿児島旅行のまとめ

旅行の前半は、天気予報では雨となっていたのが、実際は殆ど傘をさす必要がなく、また、観光バスで鹿児島市内観光、桜島の一周観光もできて満足であった。
後半は、今までで初めて大雨による交通機関の運休の影響を真面に受け、途中の新大阪で予定外の宿泊となり、大変であった。つくづく新幹線等の交通機関が予定通り運行されることの有難さを実感させられることになった。
最後に、旅行した季節ですが、仕事や他の諸般の状況から、7月初旬という、梅雨明けが微妙な時期に設定しましたが、少し時期を遅らせても、天候の安定する時期に、旅行のスケジュールを設定すれば良かったと反省しています。



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