旅への誘い

 

私の旅行記(寝台特急北斗星)

 

変更履歴

2015年 1月下旬    旅行

本ページでは、私が、東京発のツアーで、復路に寝台特急北斗星を利用する添乗員同行のツアーで、実際に北海道(函館、小樽、余市)を旅行した体験を簡単にご紹介します。
(出発は、平成27年1月27日の火曜日で、ホテル2泊、帰りは寝台列車で、上野駅には金曜日の朝帰着)

利用したツアーの概要

企画会社:クラブツーリズム
ツアーの予約等

寝台特急北斗星の定期運行が、平成27年3月13日で終了するとのニュースを見て、急遽 北斗星に乗りたくなり、最初個人での寝台列車の予約を行いましたが、予約が取れない可能性を考え、寝台列車が確保されている旅行会社のツアーへ変更しました。
 
・予約内容
    コース名:
    憧れの寝台特急・北斗星と函館・小樽・札幌美しき北の三都 4日間(コース番号:30256)   
    往路は、新幹線「はやぶさ」と特急「スーパー白鳥」
    復路は、寝台特急北斗星 B寝台デュエット
    宿は、湯の川温泉の観光ホテル祥苑と定山渓温泉のホテル鹿の湯
    観光:
      函館ベイエリア、函館山からの夜景観賞
      大沼国定公園、ニッカウヰスキー余市蒸留所、小樽  
    
  ・料金   ¥66,800
         
・その他
 行程が同じで、ホテル等が異なる、類似のツアーがありました。
 コース番号:30255、宿泊は、函館と札幌のホテル(夕食なし)
       北斗星はB寝台(開放型)で、料金は¥56,800
 

 1日目の旅行(函館観光)
  • 往路の交通(東京⇒新青森⇒函館)

   
出発日の朝、東京駅の集合場所に行くと、今回のツアーは2つのツアー(コース番号:30255と30256)が一緒でバス1台、添乗員一人で参加者は合計45名でした。
東京駅9:08発の新幹線「はやぶさ9号」に乗り、終点の新青森駅で下車。東京駅で渡された、旅行中のオプション(昼食や夕食)の申し込み用紙に希望を記入し、代金とともに添乗員が回収しました。

盛岡あたりまでは、そんなに雪が積もっていませんでしたが、青森が近づくにつれて、北国らしい積雪になってきました。
新青森駅で、12:45発のスーパー白鳥11号に乗り換えて、函館へ15:20頃到着(予定より約20分遅れて到着)。新青森駅での乗り換えは、弁当を購入する等の時間は殆どありませんでした。

私は、旅行前にクラブツーリズムへ昼食の弁当を申し込んでいたので、スーパー白鳥の中で配られた弁当を食べましたが、事前に申し込んでいない場合、東京駅等で事前に弁当を購入しておいた方が良いと思います。

北海道に入ってから停車した木古内駅で、在来線の隣に新幹線の線路と駅が建設されていました。来年3月に新幹線が新函館北斗駅まで運行開始されることは報道で知っていましたが、実際にこのように目にすると、あと1年余りで実際に北海道が新幹線で結ばれるのだなと、実感させられました。

<<木古内駅での新幹線の駅>>

  • 函館観光

函館からバスに乗り、まずは函館ベイエリアでの散策で約1時間。散策といっても外は寒いし、道は滑りやすいので、店で買い物するか、喫茶店で休憩して時間を過ごすことになります。
下から函館山の山頂がやや霞んで見えるので、夜景は余り期待できないかと思いながら、またバスに乗り、ロープウェイの山麓駅で下車。
以前は、バスで山頂まで行きましたが、現在は、バスでは山頂へ行けないとの話でした。
ロープウェイで山頂まで約3分。バスガイドの話で、台湾からの観光客が非常に多いとのことでしたが、ロープウェイの中や山頂でも、外人が非常に多くて驚きました。
山頂で17:00~17:20まで夜景を楽しみました。時間的に真っ暗でありませんが、思ったより夜景が綺麗で、感動しました。

<<函館山からの夜景>>

函館山からの夜景観賞後、バスで函館駅近くのホテルでホテルに泊まる人を下して、湯の川温泉へ到着。
湯の川温泉のホテルの夕食はバイキングで、ビール等のアルコールが無料で飲み放題であったのが嬉しかった。(そんなに飲めませんが)

 2日目の旅行(大沼公園観光)
  • ホテルから大沼国定公園へ


 ホテルの朝食はバイキングで、9:00にバスで湯の川温泉を出発し、函館駅近くのホテルで、別のコースの人を乗せて、最初は函館の朝市へ。
朝市で、9:40~10:50が自由時間で、最初に案内された店で海産物等を購入後、近くを散歩する。
函館の朝市の後、大沼国定公園に向かい、11:50頃到着。
大沼公園では2時間程度自由時間があり、凍った湖上のそりツアーを愉しむ人もいました。また昼食は、事前の申し込んだ人は、ポロト館で食事をし、その他の人は、バスガイドから紹介された店等で各自済ませて、集合時間までにバスに集合して出発した。

<<大沼公園から見た駒ヶ岳の風景>>


  • 大沼国定から定山渓温泉へ

13:50に大沼公園を出発した後は、ただひたすらバスで札幌、定山渓温泉を目指す。途中2回トイレ休憩して、札幌のホテルに到着したのは暗くなった17:30頃。そこで、札幌のホテルに宿泊するコースのひとは下車し、定山渓温泉のホテル鹿の湯へ到着したので、19:10であった。
夕食はバイキングで、その後、温泉に入り疲れを癒す。

 3日目の旅行(余市、小樽、北斗星乗車)
  • ホテルから余市へ

朝、定山渓温泉を8:00に出発し、札幌のホテルで別のコースの人を乗せて、高速道路で小樽で降り、余市ニッカウヰスキー余市蒸留所に10:10頃到着。予定よりスムースに来れたとのことで、ここで11:30までの1時間20分の自由時間となる。
ここは現在放送されているNHKの朝ドラ「マッサン」の舞台となっているところで、札幌等へのツアーの多くで、見学コースに含まれている。
余市蒸留所は広い敷地内に、蒸留する建物、樽で保存する建物等の他、ウイスキー博物館、試飲会場、売店等の多くの建物が点在しています。

<<余市蒸留所全体の案内図>>


私は、最初にウイスキー博物館を見学し、売店を覗いた後、まだ時間があったので、敷地内を散歩しました。丁度新雪の後で、天気も良く気持ちが良かったです。

<<ウイスキー博物館の建物>>


蒸留所内を散歩してまだ時間が余ったので、最後に試飲できる処に行きました。
無料の試飲だから、紙コップにウイスキーを少し入れて立って飲む程度だろうと思っていましたが、予想に反して、非常に落ち着いたレストランの雰囲気でした。
2階にある、試飲できる部屋のカウンターに、ウイスキーが10年物、17(?)年物、リンゴのワイン、リンゴジュース等が、試飲用のグラスに入っており、各種類を各々1杯試飲できます。
部屋には、ゆったりとテーブルとイスが配置されており、大きな窓から、外の雪景色を眺めながらウイスキー等を味わう事ができます。
私は最近ウイスキーは飲んでいませんでしたが、17年物のウイスキーを試飲したら、その香りの良さに酔いしれました。
これからは、またウイスキーを飲もうと思いました。
アルコール類がダメな人も、ジュースも試飲できますので、是非試飲会場を覗いて見てください。
当初のスケジュールでは30分程度の予定でしたが、1時間20分もゆっくり観光できて最高でした。

ツアーでない人には、ガイドツアーを利用することもできます。
時間はガイドが50分と試飲が20分程度です。
ただ最近は、希望者が増加したため、1月8日からは、予約制になりました。
(ニッカウイスキーのHPから予約できます。)

  • 余市から小樽経由で札幌へ

余市を11:30に出発し、小樽で、昼食と買い物等の自由時間が約2時間10分。足元が凍った雪で滑りやすいので、昼食後は喫茶店で休んでいました。

小樽を14:20に出発し、札幌の市場で30分程度買い物したあと、札幌駅に15:55頃到着。
ここでお世話になったバスとはお別れ。バスはこの後大沼まで帰るとのこと。バスガイドの話は、嫌味がなく非常に心地よいガイドでした。

  • 札幌から北斗星で上野駅へ

さて、ここからが今回のツアーの最大の目的である寝台特急北斗星での旅になります。
寝台特急北斗星は、17:02頃入線し、17:12に出発。
ディーゼル機関車のDD51が2両で牽引します。部屋はB寝台デュエットで、車窓から暗くなった景色を見ながら、予約しておいた弁当と酒をゆっくり楽しみました。 この時間が、夜行寝台での至福の時間です。

北斗星の定期運行は3月13日で終了するとのことで、人気が非常に高まっており、北斗星のグッズの車内販売は、希望者が多く、次の車内放送がありました。
販売対象のグッズが6種類で各1個で、販売を2回(1回目は、1号車~4号車の乗客、2回目は5号車~11号車の乗客)に分け、小学生以上の購入希望者同士でじゃんけんをして勝った人が希望の品を1つ購入できるとの内容でした。
じゃんけんで購入者を決めるとの点に驚きました。

<<函館駅での、機関車の付け替え>>


函館駅で、機関車がディーゼル機関車から電気機関車に付け替えられます。
写真は、函館駅で切り離されたディーゼル機関車です。
その後、青森駅で、再度電気機関車の付け替えが行われ、上野駅まで走ります。
時々、外の雪景色を眺めたりしながら、また、レールの音を楽しみながら眠りました。

 4日目の旅行(北斗星で上野駅まで乗車)

郡山あたりから、外が明るくなってきた。
今日は、天気予報では東京は雪であったので、外を見ると雪が舞っている。
途中、宇都宮、大宮に停車し、終点上野駅には、予定通り10:05に到着。最後に、北斗星の写真を撮り、家路につく。


<<上野駅に到着後の北斗星>>



今回のツアーは、天気も良く、また大雪等による、バスの遅れや北斗星の運行中止もなく、本当に楽しい旅でした。
今度は、カシオペアのツアーをと今から楽しみにしています。



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